パソコンの動作環境について

パソコンのゲームは、家庭用ゲーム機と違ってパソコンはそれぞれ
スペックが異なるため動くゲーム動かないゲームがでてきます。
特に、中古で購入したパソコンやエントリーモデルのパソコンなどになってきますと、
ビジネスソフトが動いても最近のゲームが動かないというような可能性もあります。

当モールでゲーム説明に表記される動作環境・スペックについて大雑把に意味を紹介していきます。
2015年2月に発表されたゲームの動作環境、Windows7(32/64ビット)での基準で書いています。

 
OS:

オペレーティングシステムのことでゲームソフトを動かすための案内板、
パソコンについている機能を動かすものになります。

これがないといくらCD-ROMドライブがパソコンについていようが、CDの再生ができません。
作業室(教室)にある指示書・参考書(今回の場合ゲーム)がどこにあるのかなどを
誘導するものと思えばいいと思います。OSが合わないとゲームが動作しない・動作が
メーカーの想定したものにならないなどの症状が発生します。
当店で取り扱っているゲームソフトはマイクロソフトのWindowsシリーズ向けになりますので、
他のOSを使用してのゲームは
動作しません

ダウンロード販売や廉価版など少し前の作品の場合は最近のOSで動かないおそれがあります。

また、Windows XP以降は64ビットOSといわれるものがあり、こちらには対応しないゲームがあります。
これについてのみ古いOSの方が動くソフトが多いです。
となると従来の32ビットOSの方がいいと思いますが、32ビットOSはパソコンについている
メモリが4GBであっても認識が3.3GB程度になってしまいます。

CPU:

指示書・参考書を読んだらどうやってそれを手足で動かすか・考えるかを制御する場所、
人間でいうと脳、パソコンそのものを作業室に例えると操作する人間に該当します。
処理速度に影響するのでこれの数値(クロック・キャッシュ・コアなど)が高いとゲームの起動や終了、
画面の切替が早くなります。

(ゲーム自体早く動くわけではありません)

逆にこのスペックが満たさないとゲームが動作しません。
CPUはIntel系のCPUとAMD系のCPUがラインナップされており、ゲームの動作環境には
Intel系のCPUで書かれることが多いです。
またIntel系のCPUでも大まかにi7・i5・i3・Core 2 Duo・Pentium・Celeron・Atomなど
いろいろなタイプがあります左に行くほど同じクロック数(GHzで記載されている数値)でも
処理スピードが早くなります。
Celeron・Atomなどのパソコンでは3Dを用いたゲームは動かないおそれがあります
また、AMD社のCPUに関しては動作を保証していないと書かれることが多いです。

メモリ:

作業する(ゲームを動かす)にあたっての机に該当し、作業を一時的にデータを記憶する装置です。
作業が終わったら机の上を片付けるかと思いますが、メモリはこれと同様電源を切ることでと
一時的なデータは消えます。
この容量が多いと机が広いというような状態で、一時的に記憶できるデータ
(机に広げておける資料)が増えることからゲームのアクセスが早くなります。
動作環境で記載されているメモリは
ビデオメモリとして使わない・使った場合でも使用できる容量が条件を満たしているものが
動作条件として記載されておりますのでご注意ください。

ゲーム動作に当たってメモリが1GB以上必要な場合

2GBのメモリが取り付けられていて、ビデオカードが別にあるパソコン → 

2GBのメモリが取り付けられていて、ビデオカードに512MB使用されているパソコン → 
○(1.5GB使用できるため)

1GBのメモリが取り付けられていて、ビデオカードに512MB使用されているパソコン → 
×(実装値が0.5GBなるため)

※1GB=1024MB 256MB→512MB→1024MB(1GB)→2048MB(2GB)
理論値になるので他の環境によっては動かない場合もあります。

OS・CPU・メモリの項目はWindowsのコンピュータ・マイコンピュータの項目で
マウスの右クリック・プロパティを選択していただくと見ることができます

ビデオメモリ:

メモリの名の通り表示に関する記憶領域になります。
画面への表示をスムーズに行うための装置でありさほど美少女ゲームでは
アニメーションするようなゲームでなければ優先されませんが、
パソコンで使用できる解像度があがっていることもあり、昔に比べ
必要なスペックが上がっております。
3Dを使ったゲームの場合推奨スペックでもコマ送りの表示になったり、
強制終了したりすることがあるため、余裕はあった方がいいです。
3DのゲームですとNVIDIAのGeForceシリーズ、ATI(AMD)のRadeonシリーズの
チップ名+ビデオメモリの必要容量で適合が書かれることが多いです。
こちらでもNVIDIA基準で書かれていることが多いです。

ノートパソコンがゲームに適さないといわれることは多いですが、
理由はこのビデオメモリがCPUやメモリの容量を使って動作するものが多いこと
デスクトップに比べ拡張性が少ないため、動作条件を満たさない場合買い替えを
余儀なくされる可能性が高いからです。

グラフィック (解像度):

Windows95や98時代の美少女ゲームは680×480(横4:縦3)の解像度が主流でしたが、
最近ではワイド型に対応した16:9の解像度が増えており、また
パソコンのスペック向上から繊細な画像が表示できるようになっているため
使用する解像度もまた増えております。
800×600や1024×768は4:3の解像度があがったもの、1280×720はワイドモニタに
対応した16:9となります。
解像度が高いと同じ大きさの画面の中で使用するドット(点)が小さくなりますので
鮮明に見えることになります。
100平方センチメートルでマスが16個の方眼紙と32個の方眼紙でそれぞれ円を
ドットで書いてみると真円に近いのはマスが32個の方眼紙になりますが、
解像度が高いというのはそういうことだと思っていただければと思います。

その分表示される情報(ドットの数)が高いことから必要なスペックは上がっております。
美少女ゲームではあまりありませんが、一般の3Dを使ったゲームでは解像度や
画質が選べることがあり、こういったのは推奨スペック以上の解像度で
動かすこともできますが、そのぶん画像表示の処理が大変になりますので
CPU・メモリ・VRAMが推奨スペック以上のものを要求されます。

最近の液晶モニタやノートパソコンであれば大体は動作スペックにある解像度の表示はできますが、
パソコン(ビデオカード)自体が対応してないとモニタが対応していても表示できません。
Windowsのコントロールパネルなどで現在表示の解像度や表示できる最大の解像度の
チェックができます。

HDD: データを記録しておく装置でハードディスクドライブの略です。
作業室の本棚・机の引き出しに相当します。
DVD-ROMなどに入っているゲームをここにいれることで
ゲームが遊べるようになります。最近ではPS3やXBOX360などのゲーム機にも搭載されており、
ゲーム機の場合はディスクでもゲームができるのもありますが、パソコンゲームの場合は
ほとんどがハードディスクにいれないと動作しません。
ゲーム機やパソコンのほかテレビの録画などにも使われることから

容量も大きなものがパソコン・ハードディスク共々販売されております。
これについてはハードディスクにどの程度のデータを入れているかなどで
増設の可否も変わってきますので何とも言えませんが、最初から
Windows7以降が最初から入ってるパソコンに他のデータを入れていなければほぼ
動作条件は満たします。
DirectX: Windows Vista以降であればほぼ動作条件を満たすと思います。XPの人は
DirectXを更新することで条件を満たすかと思いますが、昔のグラフィックカードだと
対応しないおそれもあります。
なんらかのゲームを入れるにあたって新しいバージョンになっていることが
多いです。
サウンド: あまり登場しない項目ですが・・・。最近のOSの起動音が鳴るパソコンであれば
ほぼこのスペックはほぼ無視しても結構ですが、3Dを使ったゲームなどだと、
表示されている場面に応じた音、たとえばゲーム中で主人公の右後ろから
話しかけられればちゃんと右後ろから聞こえるなどの演出がされている場合があります。
オンライン対戦のFPSなどのゲームもやる人だと近寄ってくる足音や飛翔音などを
聞き分けるなど攻略においてあった方がいいですが、美少女ゲーム基準で考えますと
いいサウンドカードを使うことでゲーム中の歌や音声がきれいに聞こえるようになりますので
パソコンを開けずに取り付けできる外付タイプのサウンドカードもお手ごろな価格と
なってますので別途用意してもいいのではないかと思います
メディア:

ゲームソフトがどの媒体に入っているかを表しておりまして、これに対応した
ドライブ(機器)が必要となります。CD-ROMであればDVD-ROMドライブ、BD-ROMドライブでも
読み込みはできますが、CD-ROMドライブでDVD-ROMのゲームを読み込むことはできません。

ブルーレイ(Blu-ray)ドライブ:BD-ROM・DVD-ROM・CD-ROMは読み込み可能
DVDドライブ:DVD-ROM・CD-ROMは読み込み可能・ブルーレイは読み込みできません
CDドライブ:CD-ROMのみ読み込み可能

ディスクを入れるふたの部分に対応しているメディアが記載されております。
ゲームのディスクは現在DVD-ROMであることが多いです。
ブルーレイなどは主に映像特典で使われることが多いようです。